【飲食店の接客英語】食事の英会話フレーズと料理説明に役立つテクニック

 
 

ここ数年、訪日外国人は増え続けているといわれており、日本のレストランで外国人のお客さんを見ることも多いです。でも「接客の英語」と聞くと、なにか特別にむずかしいものだと思ってはいませんか? 「お客様は何名様ですかって、英語でなんていうの?」 「そもそも“前菜“や”おすすめ“とか、よく使いそうな英単語を知らないな……」 「英語で料理を説明するなんて、いったいどうやればいいんだ?」

もしこのような状態で英語での接客にあたらなければならないとしたら、お客さんのテーブルの前でかたまってしまうか、注文を取りに行くことすらためらうかもしれません。

しかし、日本語での接客を思い浮かべてもらえるとわかりますが、「お飲み物は何になさいますか」や「ご注文はお決まりですか」など、使われるフレーズはある程度決まっているものです。

それに、お客さんに食事を楽しんでもらえるのであれば、身ぶり手ぶりで気持ちをこめて接客に努めることもできるはずです。もちろん、基本的な英語フレーズやボキャブラリーなどが身についていれば、よりその目的にかなうことは間違いありません。

外国の人たちにも、日本での食事を楽しんでもらいたい!

そこで今回は、飲食店で接客係とお客さんが使う英語のフレーズとボキャブラリー、また英語で料理を説明するのに役立つテクニックをまとめました。

<目次>

飲食店の接客英語

  1. 接客の基本フレーズ

  2. お客さんが使う基本フレーズ

  3. レストランの基本ボキャブラリー

  4. 料理説明に役立つテクニック

まとめ

【飲食店の接客英語1】接客の基本フレーズ

まずは、レストランの接客によく使われる英語フレーズから。実際の場面を想像しながら、声に出して練習してみてください!

入店客への対応から席案内まで

Good evening!

こんばんは(いらっしゃいませ)!

Good afternoon, how are you today?

こんにちは、いらっしゃいませ!

Welcome to Hickory Burger!

ヒッコリーバーガーへようこそ(いらっしゃいませ)!

How many?

何名様ですか?

How many are in your group?

お客様は何名様ですか?

Two?

2名様ですか?

Would you like smoking or non-smoking?

喫煙席と禁煙席、どちらがよろしいですか?

Would you mind sharing a table?

相席でもよろしいですか?

Do you have a reservation?

ご予約はされていますか?

I’m sorry, but we are full right now.

申し訳ございません。ただいま満席です。

I’m sorry. That table is reserved.

申し訳ございません。そちらのテーブルはご予約席になります。

There is a table available outside.

外のお席ならご用意できます。

It’s going to be about 20 minutes wait.

待ち時間は20分ほどになると思います。

Can I get your name, please?

お名前を教えていただけますか?

Mr. Fukumoto, your table is ready.

福本様、お席がご用意できました。

Right this way.

こちらへどうぞ。

Follow me, please.

ご案内いたします。

I will take you to the seat.

お席までご案内いたします。

Please have a seat anywhere you like.

お好きな席へおかけください。

注文

通常は飲み物から注文を取り、先に持ってきてから料理の注文を聞くことが多いと思いますが、その際に使えるフレーズをまとめました。

Would you like something to drink?

お飲み物は何になさいますか?

Can I get you something to drink?

(注:フランクな言い回し、お店によっては適切でない) お飲み物は何にしますか?

And for you, sir/miss?

お客様は(何になさいますか)?

Which beer would you like?

どちらのビールがお好きですか?

The drinks are on the back of the menu.

ドリンクはメニューの裏側にあります。

Do you need a little more time to decide?

まだお決まりではありませんか?

I’ll be right back with your drinks.

先にお飲み物をお持ちします。

Are you ready to order?

ご注文はお決まりですか?

May I take your order?

ご注文をうかがってもよろしいですか?

What would you like?

何になさいますか?

What can I get for you?

何にしますか?

Here are today’s specials.

こちらが本日のおすすめです。

That comes with either salad or soup. Which would you prefer?

サラダかスープが付きますが、どちらがよろしいですか?

What kind of dressing?

ドレッシングはどれになさいますか?

Oh, I’m sorry. We are all out of that.

申し訳ございません。そちらは売り切れてしまいました。

How would you like your steak? (Rare, medium, well-done?)

ステーキの焼き加減はどのようにいたしますか?(レア、ミディアム、ウェルダン、どれがお好みですか?)

Is that everything for now?

ご注文は以上でよろしいですか?

料理の提供

料理を提供してから食事が終わるまでに使える英語フレーズをご紹介します。

Here’s your baby back pork ribs.

こちらがご注文のベビーバックボークリブ(スペアリブより小さいバックリブ)です。

I’m sorry for the delay. Your food will be right out.

お待たせして申し訳ございません。ご注文のお食事はすぐにお持ちします。

Have you received all your meals?

ご注文のお食事はすべておそろいですか?

Enjoy your meal!

ごゆっくりどうぞ!

How is everything?

お料理のお味はいかがですか?

Is everything all right?

ご満足いただいていますか?

I’ll bring you another fork now.

すぐに新しいフォークをお持ちします。

Would you like another drink?

お次のお飲み物はいかがですか?

Would you like to see our wine list?

ワインリストをご覧になりますか?

Do you want a dessert?

デザートはいかがですか?

Do you want some coffee?

コーヒーはいかがですか?

Can I get you anything else?

他に何かご注文はございますか?

Certainly.

かしこまりました。

Finished?

お食事はお済みですか?

Excuse me. May I take your plates?

お済みのお皿をお下げしてもよろしいですか?

会計

お会計からお見送りまでの英語フレーズをご紹介します。

How was everything?

お料理はいかがでしたか?

I’ll bring the check right now.

お勘定をすぐにお持ちします。

That’s 4,150 yen all together.

全部で4,150円になります。

Would you like to pay together or separately?

お会計はご一緒ですか、それとも別々にしますか?

Would you like to pay by cash or credit card?

お会計は現金ですか、クレジットカードですか?

Sign here, please.

こちらにサインをお願いします。

Here’s your change and receipt.

お釣りとレシートでございます。

Thank you very much. Have a good night/day!

ご来店ありがとうございました。おやすみなさい/よい一日を!

Hope to see you soon!

またのご来店をお待ちしています!

【飲食店の接客英語2】お客さんが使う基本フレーズ

次に、お客さんが飲食店でよく使う英語フレーズをまとめました。これらも身につけておけば、英語での接客により自信をもってのぞむことができるでしょう。

入店時

「○名席」「待ち時間」「〇〇の名前で予約」などのフレーズをご紹介します。

A table for two, please.

2名席をお願いします。

Do you have a free table for six?

6人で入れる席はありますか?

How long is the wait?

待ち時間はどのくらいですか?

We have a reservation under the name of Endo at 6:30.

遠藤の名前で6時半から予約しています。

What time is the last order?

ラストオーダーは何時ですか?

May we sit at this table?

この席にすわってもいいですか?

注文

「グラスワイン」「〇〇アレルギーである」「私も同じものを」など、お客さんが注文のときに使える英語フレーズです。

Could we see the menu, please?

メニューを見せてもらえますか?

What do you recommend today?

今日のおすすめは何ですか?

What is your specialty?

こちらの名物料理は何ですか?

What kinds of beer do you have?

どんな種類のビールがありますか?

Do you have wine by the glass?

グラスワインはありますか?

What’s this dish like?

これはどんな料理ですか?

I’m allergic to nuts.

ナッツアレルギーをもっているのですが。

We are not ready to order yet. Could you give us a few more minutes?

まだ注文が決まっていません。あと数分待ってもらえますか?

We would like to order now, please!

注文をお願いします!

The steak for me, please.

私にはステーキをお願いします。

I’ll have the same.

私も同じものをください。

I’ll have the salmon.

私はサーモンの料理にします。

I’ll take this.

私はこれにします。

食事中

小皿や追加のパンがほしいときなど、食事中に使える英語フレーズをご紹介します。

Can I see the menu again?

メニューをもう一度見せてもらえますか?

Where’s your restroom?

お手洗いはどちらですか?

What are they having?

あちらの方々が食べているものは何ですか?

Excuse me!

すみませーん!

This isn’t what I ordered!

これは私が頼んだものではありません!

Excuse me, I didn’t order this!

すみません、これは注文していません!

Could we have some more bread?

パンをもう少しいただけますか?

Could we have some small plates?

小皿を少しいただけますか?

Could we have another bottle of wine?

ボトルワインをもう1本いただけますか?

Could we have some water?

お水を少しいただけますか?

Do you have any desserts?

デザートはありますか?

会計

最後に、「カードで」「現金で」「支払いを別々に」など、会計時に使えるフレーズです。

Check, please.

お会計お願いします。

Could we have the bill, please?

お会計お願いします。

Do you take/accept credit cards?

カードは使えますか?

Can I pay by credit card?

カードで払えますか?

I’ll pay in cash.

現金で払います。

Can we pay separately?

支払いを別々にできますか?

Could you split the bill?

お勘定を別々にしてもらえますか?

That was really delicious. Thank you!

ほんとうにおいしかった。どうもありがとう!

Everything was great!

なにもかもすばらしかったです!

We’ll come again!

また来ます!

【飲食店の接客英語3】レストランの基本ボキャブラリー

フレーズの次は、レストランでよく使われる英単語を見ていきましょう。後半の「見ため・質感」と「調理方法」に関連するボキャブラリーは、最後に紹介する料理説明のテクニックでよく使われます。ぜひ覚えておいてください!

レストラン用語のボキャブラリー

「生ビール」「食べ放題」「持ち帰り用」などの英語ボキャブラリーです。

à la carte [ɑːləkάːrt] [形]一品料理の

alcohol [ǽlkəhɔ̀(ː)l] [名]酒、アルコール飲料

all-you-can-eat [形]食べ放題の

appetizer [ǽpitàizə] [名]前菜

bartender [bάːrtèndə] [名]お酒やカクテルを作る人

beer on tap 生ビール

buffet [bəféi] [名]セルフサービスまたはビュッフェ形式の料理

cashier [kæʃíə] [名]レジ係

cocktail [kάktèil] [名]カクテル

combo [kάmbou] [名](料理の)セット

cutlery [kʌ́tləri] [名]ナイフやフォークやスプーン

draft [drǽft] [名]生ビール

greeting [gríːtiŋ] [名]あいさつ、出迎え、歓迎すること

happy hour 酒類のサービスタイム

ingredient [ingríːdiənt] [名]材料、食材、素材、原料、成分

last call ラストオーダー

non-alcoholic beverage ノンアルコール飲料

on the side (トッピングやドレッシングなどを)別にして、料理の横に添えて

recipe [résəpi]  [名]料理の作り方・手順

server [sə́ːvə(r)] [名]接客係

side dish つけあわせ料理

specials その日のおすすめメニュー

specialty お店の名物料理

to go 持ち帰り用の

waiter [wéitə] [名]男性の接客係

waitress [wéitrəs] [名]女性の接客係

waiting list 順番待ちの名簿

アレルギー物質のボキャブラリー

アレルギー症状を引き起こす食品のうち、症例数が多いものと症状が重篤であるものの7品目に、エビ・カニの総称である「甲殻類」を加えた8つの英単語です。

milk [mílk] [名]乳、牛乳、ミルク

egg [ég] [名]卵

wheat [wíːt] [名]小麦

buckwheat [bʌ́kwiːt] [名]そば

peanut [píːnʌ̀t] [名]落花生、ピーナッツ

shrimp [ʃrímp] [名]エビ

crab [krǽb] [名]カニ

crustacean [krʌstéiʃn] [名]甲殻類

味を表現するボキャブラリー

「苦い」「酸っぱい」など、味を表現する英語ボキャブラリーです。

bitter [bítə] [形]苦味のある

chocolaty [tʃάːkləti] [形]チョコレート味の

delicious [dilíʃəs] [形]美味しい

-flavored [-fléivəd][形]…風味の

fruity [frúːti] [形]フルーツのような

garlicky [gάːrliki] [形]ニンニク味の、ニンニクの香りがする

honey [hʌ́ni] [形]ハチミツ味の、ハチミツのように甘い

hot [hάt] [形]辛い

mild [máild] [形](刺激や苦味などが)あまり強くない

rich [rítʃ] [形]コクのある、芳醇な

salty [sɔ́ːlti] [形]塩味のきいた

savory [séivəri] [形]塩味またはスパイスのきいた、甘くない

smoky [smóuki] [形]燻製の香りがする

sour [sáuə] [形]酸っぱい

spicy [spáisi] [形]香辛料のきいた

sweet [swíːt] [形]甘い

tart [tάːt] [形]酸っぱい

見ため・質感を表現するボキャブラリー

「クリームのような」「カリカリの」など、見ためや質感を表現する英単語をご紹介します。料理を説明するテクニックのひとつの基礎になるので、ぜひ活用してください。

buttery [bʌ́təri] [形]バターのような

chewy [tʃúːi] [形]かみごたえのある、コシのある

creamy [kríːmi] [形]クリームのような

crispy [kríspi] [形]パリッとした、カリッと揚げた、サクサクした

crunchy [krʌ́ntʃi] [形]カリッとした、パリパリした、サクサクした

delicate [délikət] [形]繊細な

fluffy [flʌ́fi] [形]フワッとした

fresh [fréʃ] [形]新鮮な

full-bodied [形]コクのある、濃厚な

hard [hάːd] [形]かたい

juicy [dʒúːsi] [形]みずみずしい、ジューシーな

mature [mətúə] [形]熟成した、熟した

moist [mɔ́ist] [形]しっとりした

ripe [ráip] [形]熟した

smooth [smúːð] [形]なめらかな

stringy [stríŋi] [形]糸をひく、筋の多い、筋っぽい

soft [sɔ́ft] [形]やわらかい

succulent [sʌ́kjələnt] [形](肉が)ジューシーな

tender [téndə] [形](肉などが)やわらかい

調理方法を表現するボキャブラリー

「湯通しした」「ソテーにした」「たたきにした」など、調理方法を表現する英単語です。これも、この後にご紹介する料理を説明するテクニックのもうひとつの基礎になります。

baked [béikt] [形](オーブンなどで)焼いた

barbecued [bάːbikjùːd] 丸焼きにした

blanched [blǽn(t)ʃt] [形]湯通しした

boiled [bɔ́ild] [形]ゆでた、煮た

breaded [brédid] [形]パン粉をまぶした

caramelized [kǽrəmlàizd] カラメルにした

carved [kάːvd] (肉を)薄く切り分けた

chopped [tʃάpt] [形]大きめのみじん切りにした

crushed [krʌ́ʃt] [形]粉々に押しつぶした

deep-fried [diːpfráid] [形]たっぷりの油でカリカリに揚げた

fried [ráid] [形]油で揚げた

grilled [gríld] [形]直火または炭火で焼いた、網焼きにした

melted [méltid] [形]溶かした、とろとろの

minced [mínst] [形]みじん切りにした、ミンチにした

mixed [míkst] [形]混ぜ合わせた

roasted [róustid] [形]オーブンまたは直火で焼いた、あぶり焼きにした

sautéed [soutéid] 油でいためた、ソテーにした

scrambled [skrǽmbld] (卵を)かき混ぜながら焼いた、スクランブルエッグにした

seared [síəd] 表面をさっと強く焼いた、焦がした、たたきにした

shredded [ʃrédid] [形]細かく刻んだ、細切りにした

sliced [sláist] [形]薄切りにした、スライスした

steamed [stíːmd] [形]蒸した、蒸らした

stir-fried [stəːfráid] [形]強火ですばやく(かき混ぜながら)いためた

【飲食店の接客英語4】料理説明に役立つテクニック

英語で料理を説明するときも日本語の場合と同じで、「食材」「調理方法」「見ため・質感」「味つけ」などを伝えることで、料理の全体像が表現されます。

今回ご紹介する英語で料理を説明するテクニックの基本は、「食材」を並べて全体の「味つけ」を説明することにあります。さらに、各食材や味つけの前後で「見ため・質感」と「調理方法」もつけ加えることによって、おいしそうなイメージが伝えやすくなります。

この4つの組み合わせでさまざまなパターンがつくれるので、以下の例文を見ながら、そのテクニックをつかんでください!

調理方法+食材+見ため・質感+味つけ

French Fries(フライドポテト)

 調理方法   食材  served with  見ため・質感   味つけ  Deep-fried potatoes, served with our creamy garlic sauce カリカリに揚げたポテトを、クリーミーなガーリックソースと一緒に提供いたします

ポイント:ひとつの「食材」に「調理方法」の説明を、またその「味つけ」に「見ため・質感」の説明を加えた、比較的シンプルな英語表現です。また「〜を添えて出される」を意味する”served with”もよく使われるので、ぜひ覚えてください。

見ため・質感+食材+調理方法+調理方法+見ため・質感+味つけ

Onion Rings(オニオンリング)

 見ため・質感   食材   調理方法   調理方法   見ため・質感 , and served with  味つけ  Thick onion slices, beer-battered & deep-fried to golden brown, and served with homemade BBQ sauce ぶ厚い玉ねぎのスライスに、ビール入りの衣をつけてカリカリに揚げてきつね色にしたものを、自家製のバーベキューソースを添えて提供いたします

ポイント:ひとつの「食材」に「調理方法」と「見ため・質感」をふたつずつ加える複雑な表現パターンですが、より豊かなイメージを伝えることができます。「調理方法”deep-fried”」によって「見ため・質感”to golden brown”」になるという表現方法は、いろいろと応用がきくでしょう。

調理方法+食材+調理方法+食材+食材+食材+味つけ

Caesar Salad(シーザーサラダ)

 調理方法   食材   調理方法   食材   食材   食材  tossed with  味つけ  Chopped lettuce, chopped eggs, croutons & parmesan cheese, tossed with our garlic Caesar dressing 大きめに切ったレタス、大きめに切った卵、クルトンとパルメザンチーズを、ガーリックシーザードレッシングと一緒にあえました

ポイント:サラダなどでは説明する「食材」の数が多くなります。「(サラダを)〜とあえた」を意味する”tossed with”の表現を覚えておきましょう。

見ため・質感+食材+食材+見ため・質感+パスタ+味つけ

Chicken Genovese (チキン入りジェノベーゼパスタ)

 見ため・質感   食材  topped with  食材   調理方法   食材 . Served over  パスタ  in  味つけ  Juicy chicken topped with asparagus and melted mozzarella. Served over Fedelini pasta in Genovese sauce. ジューシーなチキンにアスパラととろとろのモッツァレラチーズをのせ、フェデリーニパスタをジェノベーゼソースとあわせたものの上に盛りつけました

ポイント:「〜をトッピングした」を意味する”topped with”と「〜の上に盛りつけた」を意味する”served over”のふたつの表現をはさんだ説明方法です。

食材+食材+食材+食材

Quattro Formaggi (クワトロフォルマッジ)

 食材   食材   食材   食材  Mozzarella, ricotta, gorgonzola, parmesan. モッツァレラ、リコッタ、ゴルゴンゾーラ、パルメザン

ポイント:この種類のピザ(pizza)のように「食材」が「味つけ」も説明する場合は、ただ食材を並べるだけで料理を表現することもできます。

調理方法+食材+見ため・質感+食材+調理方法+食材

Cheese Burger (チーズバーガー)

Topped with  調理方法   食材   見ため・質感   食材   調理方法   食材  Topped with sautéed mushrooms, crispy bacon and melted Swiss cheese ソテーしたマッシュルーム、カリカリのベーコン、とろけるスイスチーズをトッピングしました

ポイント:冒頭に”toped with”をおき、ハンバーガーのトッピングのメインとなるみっつの「食材」に、それぞれの「調理方法」または「見ため・質感」をつけ加えた説明方法です。

英語はツール。楽しい食事のために使おう!

飲食店で使えるさまざまな接客英語をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

以上の基本的なフレーズとボキャブラリー、また料理の説明方法がひととおりわかっていれば、外国人のお客さんが突然入店しても慌てることはなくなると思います。別のエントリでは飲食店以外のシチュエーション別フレーズ集もまとめているので、電話対応ビジネスシーンで使える英会話フレーズもぜひ学習してみてください。

今回ご紹介した接客英語は、なにもレストランで働く人たちだけのためにまとめたわけではありません。外国人ゲストの接待、海外から来た友人との会食、隣に居あわせた観光客に助けを求められた場合など、「ここでの食事は喜ばれているかな?」「英語がもっと話せたらな……」と気がかりに思った経験はありませんか?

心あたりのあるみなさんは、海外から来た人たちにも日本での食事をもっと楽しんでもらうために、英会話の勉強をぜひ始めてみてください。

Yoshiyuki Kakihara