AI英会話アプリの技術を従量課金で提供するクラウド4技能API「LINGOS」開始

〜データ収集やチューニング等、通常1〜2年かかるAI英語学習サービスの開発を最短4か月に、大手教育事業者に採用され稼働開始〜

 英会話学習アプリケーションの 『TerraTalk(テラトーク)』を運営するジョイズ株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役:柿原 祥之 以下「ジョイズ」)は、この度、「TerraTalk」の技術を応用し、企業や教育機関が自社の英語学習サービスなどのデジタル教材にAI機能を組み込めるようになるAPIサービス「LINGOS(リンゴース)」を提供します。

 
「LINGOS(リンゴース)」提供イメージ画像

「LINGOS(リンゴース)」提供イメージ画像

 

2020年度から小・中・高で順次学習指導要領が改訂され、英語では「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能学習が本格化されます。子供一人あたりにかかる指導時間がより多く求められるようになる一方で、働き方改革を受け、教師の負担を減らすことが急務になっています。そのような中、これまでジョイズでは、「TerraTalk」の授業への組み込みを容易にするため、教科書や参考書との連動を進めてきましたが、現場目線の教育改革をさらに進めるため、本サービスの提供に至りました。

 

「TerraTalk」は、AIとの英会話を通じて様々な場面での実践的な英語を習得可能な英会話アプリです。AIが発音や表現の出来を診断し、「語彙」「発音」「流暢さ」「文法」の項目で、英語力を総合的に評価します。また教育機関においては、特定の生徒グループに対して、グループ内偏差値を算出し、生徒のスピーキング力を定量的に可視化することで、指導の優先順位付けや生徒ごとの教材難易度を調整できる点が特長です。ジョイズでは、この「TerraTalk」の技術や学習データを活用し、企業や教育機関の英語4技能サービスの開発を支援するため、本サービスを提供するに至りました。

 

「LINGOS」は、自社の英語学習サービスなどのデジタル教材にAI機能を搭載できるサービスです。「TerraTalk」で使われている発音評価や文法解析技術、チャットボットとの会話機能などをクラウドAPIとして提供することで、通常、1年から2年を要するAI英会話サービスの開発を最短4か月に短縮し、各社オリジナルの教材を制作することが可能です。これにより、教育機関において学習指導要領に合わせて4技能を学習できるアプリを作成することや、過去の定期試験のデータをもとにアプリ上でテストを行う環境を整えるなど、現場の負担を大きく軽減することができるようになります。なお、本サービスの活用第一弾として、大手教育事業者が提供する4技能学習サービスにて今秋より稼働を開始しております。また、10社以上の大手教材企業と協業に向けて取り組みを進めています。

 

■AI英会話アプリ開発プラットフォーム「LINGOS」概要

開始日:2019年 11月 14日(木)

提供内容:AI英会話アプリ「TerraTalk」で培った開発技術、学習データを従量課金型APIで提供

料金:利用機能とユーザー数に応じて決定

URL:https://www.joyz.co.jp/lingostop

 【開発可能なアプリ】

  • AIとの英会話を通じて、実践的な英語を習得できる英会話アプリの開発

  • 英語の4技能をバランスよく学習し、AIによるフィードバックも備えた総合学習アプリの開発

 主な機能の例

  • スピーキング機能:チャットボットとのロールプレイ形式の英会話学習が可能

  • 弱点特定機能:AIが受講者の学習データから苦手分野を特定、克服するためのドリルを提供

  • リスニング機能:会話形式の生きた英語をヒアリング

  • 学習履歴機能:学習量や頻度を自動集計 

 

【導入メリット】

  • AIアプリ開発の準備期間を大幅削減

「LINGOS」では、「TerraTalk」で蓄積した学習データを活用したり、開発技術を活用したりすることで、AIに学習させるために必要なデータ収集や、パフォーマンス向上を図るためのシステムを改良する作業が省略でき、リリースまでの時間を短縮できます。

  •  既存の教材の内容をそのまま活用

    「LINGOS」では、教材部分のカスタマイズが可能なため、既存の教材の内容をそのまま英会話教材にすることができます。

  •  従量課金型で開発可能

    従量課金型で利用できるため、自社開発アプリの規模に応じて柔軟にコスト管理ができます。

 

▽AI英会話アプリ「TerraTalk」概要

URL: https://www.terratalk.rocks/

提供開始

2016年2月 (法人向け:2017年4月)

学習機能

パーソラナイゼーション、学習進捗測定機能、ダッシュボード機能、 (法人向け Web管理画面)

料金

【個人向け】初月無料(税込1,950円/月)

【法人向け】月額課金(ボリュームディスカウント・学校法人ディスカウント有)

英会話学習コース数 100種類以上(2017年12月現在)
収録単語数 約50,000語(うち、重要単語ドリルでは約10.000語収録)
収録例文数 約150,000例
対応言語 英語、日本語
ユーザー分布国数 136カ国
ユーザー平均TOEICスコア

545点

目安:打ち解けた状況で、“How are you?” “How do you feel?”といった簡単な質問を理解できる(TOEIC公式サイトより)

■ジョイズ株式会社概要

会社名:ジョイズ株式会社

代表者:代表取締役 柿原 祥之

設立:2014年10月10日

所在地:東京都品川区西五反田7-1-10 U’s-1ビル8階

資本金:1億7695万円

事業内容:人工知能ソフトウェア研究開発、英会話学習アプリケーションサービス『TerraTalk』運営・提供

URL:https://www.joyz.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

ジョイズ株式会社 広報顧問 根本・齋藤(株式会社シプード内)

E-mail: pr@joyz.co.jp