ACTFL 2017 LaunchPad にて、TerraTalkがオーディエンス賞を獲得しました
ジョイズ株式会社 代表の柿原です。 少し時間が経ってしまいましたが、先月のアメリカ出張の報告をしたいと思います。
アメリカ・テネシー州のナッシュビルにて、ACTFL(American Council on the Teaching of Foreign Languages、アクトフル)に参加してきました。アメリカで外国語教育に携わる先生や大学の研究者、教育ソリューションを提供する企業などが集まる1年に1回の一大イベントです。
教育全体ではなく、言語教育のみのイベントで、幕張メッセや、国際フォーラムのような規模の会場を使うのはさすが国の規模が違います。7,000人以上の参加者がいた様です。
イベントとしては、企業ブースがひしめくトレードショーの要素と、現場の先生や研究者が互いの知見を共有し合うプレゼンテーションやワークショップなどの学会の要素を併せ持ったものでした。
アメリカということで、英語以外の言語学習を担う先生や製品の数が多いのですが、なぜそんなイベントに時間をかけて参加したかというと
言語学習ソリューションのプレゼン大会にファイナリストとして出ていました。
LaunchPadは「発射台」という意味で、比較的若い会社や製品のプレゼンコンペの名前に良く使われます。日本だとInfinity Venture Partnersが主催する IVS LaunchPad が非常に有名ですね。
プレゼン時の写真です。プレゼンフォーマットは5分カッキリ。
日系企業はおろか、非ネイティブの英語話者自体がうちだけだったので、それなりに緊張しました。
すべての会社のプレゼンの後、言語教育をリードする5人のジャッジに判断が委ねられると同時に、オーディエンス(学校の先生)の投票が行われます。
結果は・・・オーディエンス賞!
残念ながらジャッジの判断による優勝はなりませんでしたが、オーディエンスの反応は一番良かったこと、またプレゼン後に色々な学校や会社の方から個別にフィードバックを頂けたのが良かったです。
プレゼン・サービスに対する評価では、教育理論との整合性に関する評価が、絶賛するジャッジと原理試作(Proof of Concept)の段階というジャッジとばっくり2つに割れていて、これもまた学びになりました。
TerraTalkでは、音声や言語解析の技術を使いながら、常に学習効果に関して統計的に確かめながら開発を進めています。
必要に応じて、学習効果に関する発表や第三者による検証などを織り交ぜながら、誰が見ても効果がある、理にかなっているという状態に早く持っていきたいですね。もちろん、現場の先生や学習者の方々の意見を聞きながら、定性的にスイートスポットを探る作業と並行して取り組んでゆきます。
私個人としては、ここ何ヶ月かは社長/CEO業がかなり忙しかったのですが、この出張で見えてきた製品のビジョンを実現すべく、12月に入ってからはCTO(技術責任者)としての動きも増やしています。貴重な場で、無理を押して行って良かったです。
この場をお借りして、素晴らしいイベントを開催してくれたACTFLの運営の皆様、そしてLaunchPadの開催に尽力された Language Flagship Technology Innovation Center の皆様にお礼を申し上げたいと思います。
また会社を成長させて、ブースを出しに来ようと思います!