ジョイズ株式会社、香川県の「英語教育における1人1台端末活用実証事業」に関する実施内容を発表

AI英語学習アプリケーションの開発・運営を行うジョイズ株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:柿原 祥之 以下「ジョイズ」)は、香川県内の中学校を対象に実施した「英語教育における1人1台端末活用実証事業(以下 「本事業」)」の内容について発表いたします。

 

英語学習クラウドTerraTalkについて

ジョイズが提供するTerraTalkは、AI技術を活用した教育機関向け英語学習クラウドです。 独自開発の発音・発話解析エンジンを軸に、スピーキングを中心とした4技能別のエクササイズを提供しています。音声ベースのチャットボットによる会話練習を中心に、学習者一人ひとりがフィードバックを受けながら学習することができます。 また、オプション教材を利用することで、外部の検定試験における面接、試験対策を実施可能になります。面接室に入室してから退出するまでの一連の流れを体験できるため、試験の直前対策を一人で何度でも行うことができます。

現在では、官民問わず様々な教育機関で導入が進み、2024年4月までに、累計ユーザー数は約90万人、活用中の自治体数は156に到達しました。

実施内容について

本事業では、香川県教育委員会が文部科学省「英語教育改善プラン推進事業」を受託し、香川県内のモデル中学校の2年生を対象に、2023年9月1日から2024年1月19日まで(一部学校は2023年10月2日から2024年1月19日まで)の間、TerraTalkを活用した英語学習が実施されました。

補足)「英語教育改善プラン推進事業」とは、「英語教育改善プラン」に基づき、英語教育実施状況調査等で明らかとなった各地域の課題に対して、英語教育の改善のため効果的かつ持続可能な取組を行い、その普及を図ることを目的とした事業です。(文部科学省ホームページhttps://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/index_00006.htmより)

成果や取り組みについて

成果1 生徒のスピーキング能力向上

スピーキング速度、反応時間、音読得点を実証開始1週間後と最終週にそれぞれ計測。

全体平均として、スピーキング速度は2.3ポイント向上、反応時間は5.2秒短縮、音読得点は7.6ポイント向上という結果を得られた。

特に、AI会話問題(グラフ内「教科書連動」以外が該当)に取り組む比率の多い学校のほうが、スピーキング速度と反応時間が向上する傾向が見られた。

各中学校での教材コンテンツの利用割合グラフ(左)と英語力向上の表(右)

 

【各教材の概要】

①教科書連動パック(グラフ内、教科書連動)

検定教科書(中学全6出版社)と連動した教材。新出単語の発音、本文の音読などを気軽に評価が可能。授業導入のしやすさもあり、学習時間がもっとも多かった。

②Language Core: Junior High School(グラフ内、LC:JHS)

学習指導要領を念頭に設計されており、中学レベルの文法の用法を、聞く、繰り返す、声に出して話すことで定着を図る教材。授業はもちろん、復習や宿題でも活用された。

③Language Core: Universal(グラフ内、LC:Uni)

会話にかかせない基本表現の習得や身に付けた英文法を使い、道案内や状況説明などをイラスト・図を基に会話を進める教材。ペアワークの代替や、パフォーマンステストにむけた練習での活用がみられた。

④シチュエーション別実用英語(グラフ内、シチュエーション別)

実用シーンでの運用力を上げるために最適なパック。各種検定試験や資格試験にとらわれず、使える英語をダイレクトに学びたい生徒様や教育機関向け。パフォーマンステストにむけた練習での活用がみられた。

成果2 AIによる授業改善および端末活用機会の増加

事例①

授業導入パートと終末パートに、教師がTerraTalkで課題配信。 生徒が個別のレベルに合わせて学習に取り組んだ(自由進度学習)。 AI会話とペア活動を織り交ぜることにより、アウトプット機会の拡充を図った。

事例②

1クラスを3ブロックの小集団に分割し、端末上での音読対話練習する個別の学習時間を設計。

教師による一斉指導だけではなく、個別練習やALTとの実践場面を設けた。

今回の実証結果として、学習者のスピーキング能力向上が見られた。また指導者が授業デザインを工夫していく中で、AIによる個別発話評価や会話練習の機会を提供することで、学習者の端末の活用率向上にもつながりました。

ジョイズコメント

ジョイズ株式会社 代表取締役 柿原祥之

「この度、香川県内の中学校で実施された『英語教育における1人1台端末活用実証事業』において、弊社のAI英語学習クラウドTerraTalkが生徒のスピーキング能力向上に貢献できたことを大変嬉しく思います。TerraTalkの活用により、スピーキング速度や反応時間の改善が見られたことは、AI技術の教育現場での有効性を示す重要な成果です。今後も、より多くの教育機関での導入と、更なる学習支援を目指してまいります。」

製品トライアルを受付中

TerraTalkは、学校 / 教育委員会を対象に最大2ヵ月間無償でご提供しております。 AIとの会話練習や発音評価を、児童生徒の皆さまや先生方にお試しいただけます。

お問合せについては、下記製品ページの「製品デモ予約」または「事例集・資料請求」よりご連絡ください。

本件に関する問合せ先

ジョイズ株式会社

代表者:代表取締役 柿原 祥之

 設立:2014年10月10日 

所在地:〒108-0073 東京都港区三田2-14-5-810 

事業内容:人工知能ソフトウェア研究開発、英会話学習アプリケーションサービス「TerraTalk」運営・提供

電話番号:03-6804-3190 メールアドレス:enquiry@joyz.co.jp 

会社URL:https://www.joyz.co.jp/

製品ページ:https://www.terratalk.rocks/