国内初、CEFR 準拠の小学生向け AI 教材を開発、第一弾は進学塾へ導入

小学生の能力に応じて細分化したレッスン構成により CEFR 準拠の英語学習が可能

~専門スキルが必要な英会話採点に AI を活用、教員や塾講師など教育者の負担を軽減~

ジョイズ株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役:柿原 祥之 以下「ジョイズ」)は、この度、提供する英会話学習アプリケーションの『TerraTalk(テラトーク)』において、国内で初めて、新学習指導要領や新大学入試で活用される「CEFR」に準拠した小学生向けの AI 英会話教材を教育機関向けに新たに開発したことをお知らせします。本教材は、学習塾・進学塾の株式会社湘南ゼミナール(本社:神奈川県横浜市 代表取締役社長:福村 賢一 以下「湘南ゼミナール」)への導入が決定しています。

 

▲湘南ゼミナール宮崎台教室で開催された小学生による体験会の様子(5 月 16 日)

 

文科省の英語教育改革による小学校での英語教科化や、中学受験において英語入試を実施する首都圏の学校数が増加し「英語1教科」入試が拡大している影響で、小学生の英語学習が重要視されています。一方で、小学校教員はこれまで英語教育や外国語教授法などの専門的教育をほとんど受けておらず、文科省の調査*1でも、小学校教員の英語教育に関する課題として「教員の指導力」や「教材・教具等の開発や準備の時間」が挙げられるなど、教育者の指導力のばらつき解消や負担軽減が課題となっています。

「TerraTalk」は、AI(人工知能)との英会話を通じてスピーキングを学習できる英会話アプリで、中学や高校を中心に教育機関への導入件数が 200 件を突破しています。ジョイズの、AI を活用した英会話教育の知見により、この度、小学生向け教材を開発し、CEFR 準拠の英語学習を可能にし、さらに新学習指導要領に対応した教育や AI による小学生の英語力の評価をできるようにしました。

本教材の特長は、小学生の能力に応じて細分化したレッスン構成により CEFR 準拠の英語学習ができる点です。また、これまで中学・高校向けに提供してきた「TerraTalk」の教材では、会話形式での英語学習が中心でしたが、小学生向けの教材では、まずは AI が話す内容を繰り返し発話し、一問一答形式で受け答えの練習をした後、実生活のシーンに沿った会話形式で実践を行う 3 段階での発話を通じた学習が可能となっています。さらに、小学生が視覚的にも英語を学びやすいように、会話の内容に合ったイラストを多く盛り込んでいます。これにより、新学習指導要領で学習事項として定められている文法や英単語の習得を、実際に英語を使うシーンをイメージしながら、体験的に身に付けることができるようになります。

今後は、AI が小学生の英語力を分析し、文法情報や語彙、発音、流暢さなどの項目で視覚化する機能の追加を予定しており、教育者は児童の英語レベルを精緻に把握した上で、一人一人の実力に合わせた学習計画を立てることができるようになります。これにより、初級者はアルファベットの発音から練習を開始したり、中級者は中学での学習項目とされている文法を先に学習できたりするなど、児童は自身の習熟度に合った教材で学習を進めていく環境が整います。

■株式会社湘南ゼミナール 企画本部 新規事業開発部長 石附 寛司氏

小学生の英語教科化に向けて、保護者の英語教育に関する関心も高まっています。湘南ゼミナールでは、新たな英語教材を採用するなかでも、TerraTalk の学習スピードを重視しつつ、個別最適化できる点に魅力を感じ導入を決めました。集団塾の場においても、児童それぞれに最適な教育を提供できると考えました。今後は、授業のなかで実際に活用する他、宿題とも連携して利用していきたいと考えています。

*1 平成 26 年度「小学校外国語活動実施状況調査」の結果について(文部科学省)

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/09/24/1362168_01.pdf

■「小学生の英会話コース」概要

対象学年:小学 5 年生、6 年生

料金:月額利用料

特長

・小学生の能力に応じて細分化したレッスン構成

・CEFR に準拠

・AI が小学生の英語力を評価

・「繰り返し形式→Q&A 形式→会話形式」の 3 段階での発話練習が可能

▽AI 英会話アプリ「TerraTalk」概要

URL: https://www.terratalk.rocks/ja/

アプリとの英会話を通じて、様々な場面での実践的な英語をバランス良く習得できる英会話アプリ。さらに、アプリが発音や表現の出来を自動的に診断し、英語の苦手を特定・解決することが可能。異なる英語力に対応した 100 以上のコースがあり、試験や職種など、一人ひとりのニーズに応じて実践的な英会話をいつでも・どこでも・いくらでも学べる点が特徴。コースのバリエーションや、アプリの手軽さ、全校/全部門に導入しやすい価格設計が評価され、学校や法人での利用も広がり、導入数は 200 機関を突破。提供開始は 2016 年 2 月、法人向けサービス提供開始は 2017 年 4 月。


学習機能

スピーキング、ディクテーション、語彙、発音、パーソラナイゼーション、学習進捗測定機能、ダッシュボード機能、(法人向け)Web 管理画面

料金

【個人向け】初月無料 (税込 1,950 円/月)

【法人向け】月額課金。ボリュームディスカウント、学校法人ディスカウント有。

英会話学習コース数 100 種類以上(2018 年 4 月現在)

収録単語数 約 50,000 語(うち、重要単語ドリルでは約 10.000 語収録)

収録例文数 約 150,000 例

対応言語 英語、日本語

ユーザー分布国数 136 カ国

ユーザー平均 TOEIC スコア 542 点

目安:打ち解けた状況で、 “How are you?”“Where do you live?” “How do you feel?” といった簡単な質問を理解できる(TOEIC 公式サイトより)



■会社概要

会社名:ジョイズ株式会社

代表者:代表取締役 柿原 祥之

設立:2014 年 10 月 10 日

所在地:東京都品川区西五反田 7-1-10 Uʼs-1 ビル8階

資本金:1 億 7695 万円

事業内容:人工知能ソフトウェア研究開発、英会話学習アプリケーションサービス『TerraTalk』運営・提供

URL:https://www.joyz.co.jp/

問い合わせ先:https://www.joyz.co.jp/enquiry

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会社名:株式会社湘南ゼミナール

代表者:代表取締役社長 福村 賢一

設立: 1988 年 4 月

所在地:神奈川県横浜市西区高島 2-6-32 横浜東口ウィスポートビル 21F

URL:https://www.shozemi.com/